宝石の世界
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ラウンドブリリアントカット・ダイヤモンドの側面の写真・このプロポーションを記憶してください
ダイヤモンドの基礎知識
ダイヤモンドの誕生
ダイヤモンドは、地球内部のマグマ溜まりの中で、炭素原子が高温高圧に曝され結合し、結晶化した鉱物です。
炭素が高温高圧に曝される中、結晶化する段階で、周囲の窒素や鉄分等の不純物を抱え込み色を帯びたり、一粒一粒がそれぞれ異なる固有の個性を持ち、地球の懐の揺り籠で眠りに着きます。
ダイヤモンドは同一品種が存在しないのです。
ダイヤモンドは、目覚める事無く、マグマの移動と共に地表に近づき、地球的時間の経過共に徐々に冷やされ、亀裂が発生する物も多いのです。
そして、数億年を経た今、人類の前に姿を現し目覚めるのです。
ダイヤモンドは一般的に4~8億歳、一番若くして眠りから覚めたダイヤモンドで8,000万歳と言われています。
ダイヤモンド鉱山の種類
海岸線にある採取エリア 露天掘り鉱山  立坑鉱山跡
ダイヤモンドの採掘方法
ダイヤモンドの採掘は土木事業です。
先ず、地権者との交渉、水の確保、機材の搬入道路、生活環境の整備と莫大な資金が必要です。
採掘事業は水の確保が最も重要、水が無ければ、ダイヤモンド原石と土砂の選別が出来無いのです。
ダイヤモンドは水を弾く性質があり、土砂は水を吸う性質がある。
両方の性質の違いを利用し選別します。
立坑は石炭を掘る事業と同じ手法です。
ダイヤモンド原石を含むキンバーライト鉱床まで縦に掘り進み、地底に作業現場のスペースを確保、キンバーライトに沿って採掘し、一定の大きさに砕き、地上へエレベーターやベルトコンベアーで運び上げます。
地上に上がったキンバーライトの粉末や岩石は、全て削岩機に掛け粉砕し、水を張った貯水槽に投入され放置し、キンバーライトに十分水を吸わせます。
キンバーライトが十分水を吸ったところで、水槽の中を撹拌しながら、水と一緒にキンバーライトとダイヤモンドを共に傾斜を付けたオイル棚に流します。
ダイヤモンドは全てオイルに付着し、土砂は全て流れ下ります。
オイルに付着したダイヤモンドは、オイルと共にヘラで回収し洗浄、綺麗に油分を除けば採掘作業終了です。
ダイヤモンドは加工品
ダイヤモンド原石は、産出量の約15%が宝飾用(15%の極々々僅かな量が宝石・殆どがアクセサリー)に用いられ残り85%が産業用に利用されます。
ダイヤモンドは、単に硬度が高いだけでは、人類の役に立たず、単なる鉱物にしか過ぎませんが、加工され初めて人類に役に立つ天然鉱物資源となり、価値が生じます。
要するにダイヤモンドは全て加工品なのです。

人類は、硬度の高いダイヤモンドを互いに擦り合わせる事で、加工が出来る事を発見し、創意工夫を重ねながら加工技術を発展させて来ました。
ダイヤモンドは当然、削りカスも全て丁寧に回収され、塵一つ無駄にせず、サイズ毎に分類され再利用されています。
ダイヤモンドは今、採掘、研磨加工、流通、販売と人類の経済活動始め科学技術の向上に大いに貢献しています。
「ダイヤモンドは加工品」 このキーワードはとても重要な意味を持っています。

20世紀後半、光学的にラウンドブリリアントカットの理想形が確定し、ようやくトリプルエクセレント(3EX・EEE)が誕生し、理想形が確定しました。
職人達は今後、正確さを競う段階へと進化しています。
下に研磨の概略をご紹介します。
カットの手順
1)原石を大小二つに切断
2)原石の研磨加工(仕上げ)
一個の原石から
大小二つのラウンドブリリアントカット
を仕上げる
ラウンドブリリアントカットに
最適な原石
原石のイラスト
呼称:ストーン
切断 切断済  
研磨盤 : 材質は鋼鉄、表面に極々細い溝が掘ってあり、厚さ25mm位の円盤(LPレコードの厚い物を想像)
研磨剤 : オリーブオイルとダイヤモンドパウダーを練り合わせたクリーム状のオイル
 1)ダイヤモンドを研磨する方向を決定
 2)ダイヤモンドを掴む器具(トング)に固定する
 3)研磨盤に研磨剤を指で薄く伸ばし均一に塗る
 4)ダイヤモンドを研磨する方向を確認し、そっと研磨盤に当てる(根気よく繰り返す)
ダイヤモンドは、研磨方向を違えると研磨盤を切るだけで、研磨盤が使えなくなる
摩擦熱は、400度が上限、仕上げの良し悪しに影響あり
正確なカット(仕上がり)をお勧めする理由
洋服を例に上げご説明します。
洋服(ラウンドブリリアントカット)は、生地(ダイヤモンド原石)をデザイン通りに各部分毎に裁断し、縫製加工が施され仕上がります。
洋服は常日頃、生地、色、デザインを選び、手に取り、着心地等に心を使い購入します。
もし、縫製作業によるミス(縫い目が乱雑・縫い目が曲がっている・纏りが悪い)がある粗悪品を購入なさいますか? 
これが物選びです。
ダイヤモンドも洋服も同じ加工品です。
いい洋服は、決まり通り、正確に丁寧な仕上がりが条件です。
ダイヤモンドも洋服と同じです。
消費者がご自身でチックが必要です。
ラウンドブリリアントカットは、カットが正確に仕上げられたダイヤモンドだけが宝石です。
ダイヤモンド原石の種類と呼称
ダイヤモンド原石は色んな形で産出します。
先ず、品質で宝飾用と工業用に分類され、宝飾用は1カラットを基準に大小に分類され、大きい方をサイズ、小さい方をスモールと呼びます。
原石の分類は2,000種類にも及ぶと言われています。
宝飾用に用いられる原石の呼称は下記の通りです。
・ストーン(ラウンドブリリアントカット用) ・シェープ ・クリーベッジ ・マクレ ・クラットと呼ばれる形があり、原石の形に応じ、大きさが優先され、仕上げる形を決定します。
質の悪い原石
 ※結晶方向が乱れている ※結晶に斑がある ※内包物が多い ※内包物が表面に露出している
 ※クラックが表面に達している これらの原石は全て工業です。
余談
男性であれば一度は板にペーパーヤスリを掛けた経験がありますよね。
節目がある板は、平らにならず、節目の部分が盛り上がります。
ダイヤモンドに結晶斑(節)があると、板と同じ現象が起き、真っ平(正確)に仕上げる事が出来無いのです。
クラックが表面に達している場合、ダイヤモンド原石と研磨盤の摩擦熱により、ダイヤモンド原石が膨張し、クラックが広がり、研磨剤が入り込み割れる事があります。
ラウンドブリリアントカットの開発の歩み
ダイヤモンドのカット技術の変遷はトルコフスキ-・マーセルを語らずして次に進む事が出来ません。
1898年 トルコフスキー・マーセルはロンドンにダイヤモンドカッター(研磨職人)の息子として誕生しました。
彼は数学者ですが、血筋なのか、ダイヤモンドのラウンドブリリアントカット(58面体)形状を理論的に体系付けました。
1919年 21歳の時、『ダイヤモンドデザイン・副題:ダイヤモンドの中の光の反射と屈折の研究』 をロンドンとニューヨークで出版、文の中で、高度のファイヤーを伴う最高の輝きを引き出すダイヤモンドのカット形状(プロポーション)の計算式を示したのです。(設計図)
計算式は、実験で導き出した比率とほぼ一致し、高い評価を得ました。
アメリカの某研磨業者が、マーセルが計算したデーターを基にラウンドブリリアントカットを完成させ、トルコフスキー理論がホボ理想に近いと証明しました。
これがアメリカで誕生したアイデアリーカットです。
当時、アイデアリーカットが最も強い輝きを示すと言われ頂点を極め、カットはカット(研磨)技術の向上に多大な貢献をしました。
ここから日本人の登場です。
1990年代、日本でダイヤモンドの輝きを光学的にチェックする器具が開発されました。
アイデアリーカットより強い輝きを引き出す形(プロポーション)が研究され修正され、面取りの正確さを求めて仕上がった形が登場しました。
通称トリプルエクセレント(3EX・TEX・EEE)のラウンドブリリアントカットダイヤモンドです。
まだまだ課題がある
ダイヤモンドの研磨業者は、多彩なカット形状を考案し開発し、ただ消費者の目先を変えるだけで無く、正確に仕上がる確率を上げる努力をして欲しいと願っています。
負のダイヤモンド
  ご注意=消費者はダイヤモンド原石を絶対に手にしないでください。
アフリカの産出国で民族紛争が起き、ダイヤモンドが武器購入の資金源になっています。
ダイヤモンドで購入した武器が多くの血を流しています。
武器購入に充てられたダイヤモンドを 「ブラッドダイヤモンド」 or 「負のダイヤモンド」と呼んでいます。
「ブラッドダイヤモンド」を題材に映画化もされました。
連合国(国連)は、アフリカのダイヤモンド産出国の悲惨な内戦状況を打開する為、「ダイヤモンド原石の取引は産出国の輸出証明書が必要、輸出証明書が無い限り国外に持ち出させない」 と国際法に定めました。
国連総会に於いて決議され、日本も世界各国と共に批准し実行しています。
消費者であれブラッドダイヤモンドを手にすれば、刑罰の対象になります。
ダイヤモンドの人口処理
高温高圧処理
1999年、アメリカのGE社が開発したダイヤモンドの人工処理技術です。
これは安価で色の悪いブラウン色のダイヤモンドを無色透明(Dカラー)に変身させる人工処理技術です。
ダイヤモンドは、ある特性の差によりⅠ型とⅡ型の二種類に分けられ、細部にやや性質の違うa型とb型に分けられています。
窒素含有量の多いⅠa型、窒素含有量の少ないⅡb型(産出量が少ない)に分類されます。
高温高圧処理に適合するⅡb型が利用されます。
マーケットで高温高圧処理のダイヤモンドが発見され、この事を重視した鑑定機関は、750万個のダイヤモンドを検査した結果、20個未満の数ですが、発見したと報告があります。
鑑定機関は、この技術がロシアとシナに技術が漏えいしている事を確認し、2005年1月以降、万全を期す目的でダイヤモンドは全数検査を実施しています。
日本は中央宝石研究所、GIAジャパン、全国宝石学協会が機器を導入し、検査を実施しています。
レーザー処理
ダイヤモンドは黒く見える鉄分を含んだ内包物があれば評価が下がります。
方法は、内包物に近いテーブル面からレーザーを照射し、穴を開け内包物を除去します。
レーザー処理は、クラリティーグレードの低いダイヤモンドに利用されていますが、当然、ドリルで開けた様な細い管の痕跡が容易に発見出来ます。
レーザー処理されたダイヤモンドは鑑定書が発行されませんが、鑑別書は添付されている様ですが、その他の表示項目に 「レーザーホールあり」 と表示されていると聞いています。
コーティング処理
少し色味の悪いダイヤモンドにブルーのインクを垂らし、表面にインクを付着させ、色味をブルーに見せ掛けます。
昔、鑑定書が添付されていないダイヤモンドに用いられた手法であり、騙しです。
レーザー刻印
ダイヤモンドのガードル(周囲)にレーザーで刻印する事を客に勧めている店があるようですが、これは間違いです。
ダイヤモンドに名前や言葉を決して刻印しないでください。
刻印の入ったダイヤモンドは自ら中古品である事を証明することになり、価値を喪失させます。
レーザー刻印は、ダイヤモンドが産出した鉱山のロゴ、鉱山の企業名のレーザー刻印は良しとしても、業者によってはロゴや企業名さえ傷と見なす人々もいます。
プロがフローレスのダイヤモンドに刻印を入れるでしょうか? 決して入れないハズです。
ダイヤモンドは枠を外せば全て新品です。
  真の宝石・取扱い品目
 カットが正確なダイヤモンド(ラウンドブリリアントカット) ファンシーカラーダイヤモンド 非加熱ルビー 
 非加熱サファイヤ 非加熱カシミールサファイヤ 非加熱パパラチアサファイヤ ノンオイルエメラルド
 アレキサンドライト 非加熱パライバトルマリン
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